産業用ドローンで出来ることは?DJI Mavic3産業用モデルのご紹介
こんにちは
当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
前回のお話でドローンの飛行レベルについてご紹介いたしました。
今回は世界的なドローンシェア率を誇るDJI社が提供する、DJI Mavic3の産業用モデルを三種ご紹介いたします。
産業用ドローンとは?
ざっくり言えば産業用ドローンは通常のドローンに比べ高性能なカメラや外部センサが搭載されており、機動力の高い運搬能力のあるものなど、通常のドローンに比べはるかに性能の高いものになっております。
その分一機の費用も数百万を超える場合もあり、ハイスペックではあるものの一般的な使用用途ではあまりにオーバースペックになってしまいますね笑
産業用ドローンで出来ることは、赤外線カメラを使った建築物の点検、高機動力を活かした物資の運搬、広大な作物地での農薬散布、大型カメラを搭載し映画やpv撮影など多岐にわたります。
例としては外壁点検の従来手法では足場を組み、壁を叩いて打診することで、ひび割れや塗装の剥がれなどを検診していましたが、
赤外線カメラを搭載した産業用ドローンを飛行させることで、足場を組まずに危険な場所での作業を安全に行えます。
産業でも使用できるDJI Mavic3モデル
産業用で使用できるモデルとしてMAVIC3E(Enterprise)、MAVIC3T(Thermal)、MAVIC3M(Multispectral)があり、それぞれ使用する場面が異なります。
MAVIC3E | MAVIC3T | MAVIC3M | |
業務利用モデル | 測量 マッピング | 点検 夜間業務 | 航空測量 精密農業 |
搭載カメラ | 広角カメラ 望遠カメラ | 広角カメラ 望遠カメラ サーマルカメラ | マルチスペクトルカメラ RGBカメラ |
重量 | 915g | 920g | 951g |
飛行時間 | 45分 | 45分 | 43分 |
MAVIC3Eでは、標定点を必要としない効率的なマッピングや測量が可能になります。
広角カメラは低照度モードと組み合わせることで、薄暗い環境でも撮影できます。
メカニカルシャッターはブレを防ぎ、一定間隔で撮影を繰り返し行う0.7秒の高速インターバル撮影に対応しています。
1度のフライトで2平方kmもの広い範囲を測量やマッピングが行えます。
MAVIC3Tでは、消防、捜索救助、点検、夜間業務などが可能になります。
サーマルカメラは、温度測定、高温アラート、カラーパレット、等温線の機能があり、スポット測定とエリア測定の2種類の温度測定方法に対応しています。
サーマルカメラと望遠カメラは分割で表示され、2画面連動で28倍ズームまで対応しており、2つのカメラ映像を通じて状況の比較が簡単に行えます。
MAVIC3Mでは、航空測量、作物の生育状況の把握、自然資源調査などが可能になります。
MAVIC3Eと同様にメカニカルシャッターが搭載されており、高速連続撮影にも対応しています。
マルチスペクトルカメラは、植物がもつ分光反射特性を観測し、植物の光合成や活性度合いを把握できます。
最後に
今回ご紹介したMAVIC3シリーズは、比較的小型の産業用ドローンのためドローンに物資を運ばせることや、大型カメラの積載などには不向きなモデルとなります。
そのような用途の場合はDJI社のMATRICEシリーズが適しており、大型のため小回りは利きませんが3kg程度の物であれば運搬飛行が可能になります。
ゆくゆくはドローンで人も運べるようになる未来が来ると良いですね笑
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