赤外線外壁調査とは?精度は大丈夫?

弊社でのドローンを使用した赤外線外壁調査は、建築基準法に基づく調査において、
国や地方自治体からも認められている手法です。

令和4年1月にて無人航空機による赤外線調査は、打診と同等以上の精度を有するものと国土交通省が明確化しました。

赤外線外壁調査は対象物との温度差を利用し、壁中に潜んでいる異常を検出します。
一般的に外壁タイルやモルタルに浮きがあると隙間の空気が温められ、正常な壁面と比較すると高い温度分布を示します。

弊社では赤外線に関する豊富な知識と経験をもとに、日照が十分な環境かつ正しい手法で撮影した信頼性の高い外壁調査を行うことが可能です。

赤外線外壁調査はどんな場面で使われる?

①ビル・マンションの大規模修繕・調査・積算

外壁調査にかかる期間を短縮しつつ全面点検が可能になることにより、ビルやマンションの大規模修繕にあたっての積算結果の乖離を減少することができます。

②12条点検

建築基準法12条に定められた定期報告制度の見直しにより、赤外線カメラを利用した外壁調査は国、地方自治体から認められています。

③雨漏り・漏水調査

赤外線は温度変化を画像として捉えることが出来るので、雨漏りや漏水の調査を行うことも可能です。

12条点検の外壁調査はドローン赤外線調査がオススメ

12条点検(定期報告制度)とは?

定期報告制度は、国が定めた建築基準法第12条に基づいて行われるため通称、12条点検と呼ばれています。12条点検は、政令や特定行政庁が定める特定建築物の所有者・管理者に義務付けられています。
定期的に、一級建築士など決められた資格を持つ人が建築物や建築設備の調査を行い、その調査や検査の結果を所管の特定行政庁に報告しなければなりません。

12条点検の調査項目

建物外壁の調査外壁タイルなどに亀裂、浮きなどがないか。
地盤沈下が起こっていないか。
雨水の排出は正しく行われているか。
屋上部分の調査防水仕上げ材に不具合は起きていないか。
漏水、雨漏りの要因となる劣化が起きていないか。
建物内部の調査防火上の区画、不燃性能が必要な仕上げ材に劣化が生じていないか。
建築設備に不具合が生じていないか。
避難設備の調査バルコニーや階段などに設置された避難設備の操作に妨げが生じていないか。
避難経路の確保ができているか。

ドローンで12条点検の外壁調査費用を削減できる!

点検費用が70%カット

従来の調査
約100万円(足場代込み)
ドローンによる調査
約30万円

ドローンによる赤外線外壁調査の特徴

仮設設備不要の安全な低コスト点検

従来の打診点検を行う為には足場、ゴンドラといった仮設設備の設置のみで数百万円以上かかりますが、ドローン飛行に仮設設備は不要です。
適切な運用により事故リスクも限りなく0に近づきます。

ゴンドラは足場の1/3、ドローンはゴンドラの1/10以下

設備の仮設期間だけでも足場は1か月程度、ゴンドラは10日程度かかることがありますが、ドローン外壁点検は最短半日程度で準備から撮影調査まで完了することが可能です。

どの階でも、どの位置でも高精細な画像で比較検証も容易に

赤外線画像は対象からの撮影位置で品質が大きく左右します。
自由自在に上下左右の移動が可能なドローンであればマンションの高層階も地上と同じ画角で、かつ高精細な画像で品質の高い調査を行うことが可能です。

使用機材

DJI Matrice 300 RTK + Zenmuse H20T

最大飛行時間約40分、10cmのホバリング精度、6方向障害物検知といった高い機体性能に加え、温度分解能0.05℃の高性能赤外線カメラ、最大200倍ズーム可視カメラ、レーザー距離計測機能が1つになったカメラジンバルを搭載。

従来の調査との比較

項目ドローン×赤外線外壁調査従来の調査方法(打診法)
コスト
足場等、仮設設備の設置不要
×
高層建造物の調査は仮設足場が必要
診断品質
使用カメラ性能及び解析者の経験による

診断者の経験と感覚による
診断期間
1日でマンション1棟を調査可能
×
仮設足場が必要な場合は複数日を要する
気象条件
天候の影響を受ける(雨天・曇天不可)

天候に左右されにくい
外壁への影響
非接触の為、外壁への影響無

浮きの広がりや剥離発生の可能性有
居住者への配慮
騒音小だがプライバシーへの配慮は必要
×
仮設設備設置、調査に伴う振動・騒音の発生

赤外線外壁調査はこんなにもすごい!
こんなにも認められている理由とは?

そもそも赤外線外壁調査は国に認められている

建物の老朽化を原因とする事故を未然に防ぐことを目的とし、2008年に「建築基準法第12条」に基づく「定期報告制度」が改訂されました。以降、定期的な外壁調査と報告は建物の所有者、管理人の義務となったのです。具体的には目視と手の届く範囲の打診、異常が見られた場合は外壁の全面調査が必要になるのですが、赤外線調査はこの全面調査で選定できる調査方法のひとつ。赤外線で点検した記録はエビデンスを持ったデータとして提出することができます。

赤外線外壁調査の仕組みとは?

外壁で劣化を起こした箇所と健全な箇所では表面温度に違いがみられます。赤外線はこの温度差から外壁の劣化箇所をピンポイントで特定します。たとえば外装仕上げ材のタイルが剥離(浮き)を起こしてしまった箇所は熱をこもらせていますし、水漏れを起こしている箇所は水分の蒸発時、周囲の熱を奪う特徴を持っています。赤外線調査は外壁の温度を熱画像として可視化させ、調査員が解析を行う調査方法です。

赤外線外壁調査には弱点はあるの?

赤外線外壁調査は国に認められた技術であるものの、国家資格は存在しません。ご依頼される会社の力量によって調査結果が大きく左右されます。ドローンの操作技術や知識は大前提。その上で、解析可能なデータを取る、精度の高い解析を実現することは調査員の経験に依る部分が大きいのです。また、クライアントの方と話を進める上で、最低限の建設業の知識を持っていることも調査員には求められています。弊社は全員「赤外線建物診断技能士」の資格を持った調査員が調査に当たります。

料金

510円~(調査面積1㎡あたり・税別)
ドローンのみを使用した場合の調査撮影・画像解析報告書の作成にかかる料金です。
調査面積によって1㎡あたりの価格は変動致します。
別途、移動交通費を申し受けます。

ロープアクセス調査を使用する場合は1㎡あたり600円(税別)、
地上警備員、安全対策費、諸経費を別途申し受けます。

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